プロジェクトを共有する
最終更新
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弁護団や事務所内のメンバーなどと一緒に案件(プロジェクト)を担当するときには、弁護革命のデータの共有が必要になります。 弁護革命はプロジェクト単位でデータの保存場所や、共有範囲を変えることができます。
弁護革命のデータ共有はとても簡単です。 弁護革命のプロジェクトのデータは、全部1個のフォルダ内にまとまっていますので、それをDropboxなどで共有できるようにするだけです。 以下はその手順の例を解説しています。 普段Dropboxなどを使っている方であれば、すぐに理解できるはずです。
最初に動画を掲載しますので、これを参考にしながら解説をご覧ください。
この記事では、以下のようなサンプルケースを想定して説明します。
「革命太郎事件」を、弁護士A,B,Cの3名で弁護したい
共有にはDropbox
を利用する
Dropboxのアカウントは3名とも既に持っている
弁護士Aが最初に「革命太郎事件」プロジェクトを作成する
別の事務所の弁護士Bと弁護士Cがそのプロジェクトに参加する
上乗せロック機能は利用しない
この例ではDropboxを使用していますが、ローカルに同期できるクラウドストレージサービスであればどのようなものでも利用できます。 他にOneDriveなどがよく利用されています。 普段使っているクラウドストレージサービスの無い方は下記の記事をご覧ください。
おすすめのクラウドストレージ(ファイル共有サービス)はありますか?【初心者~】最初に1人がプロジェクトを作成し、その後、他のメンバーがプロジェクトに参加します。
【プロジェクトを作る人】
Dropboxのフォルダ上に、その案件名のフォルダ(革命太郎フォルダ)を作成します。
革命太郎フォルダを対象に、Dropboxで「共有」の操作をします(招待)。
弁護革命のプロジェクト作成画面から、革命太郎フォルダを親フォルダにして、『革命太郎事件』プロジェクトを作成します。
→これでプロジェクトを作る側の準備は完了です。 これ以後、文書登録なども自由におこなってかまいません。
【プロジェクトに参加する人】
Dropboxの操作で革命太郎フォルダへの招待を承諾します。
自分のDropboxに、革命太郎フォルダが同期されていることを確認します。
弁護革命を起動してプロジェクトの切替をおこないます。→自動参加
(もし3で参加ができていない場合には、手動参加の操作をします。)
→これで参加が完了です。 弁護革命のプロジェクト一覧に、『革命太郎事件』が追加されていることを確認してください。
自動参加・手動参加については下記を参照してください。
プロジェクトに参加するまずDropboxの中に、「革命太郎事件」というフォルダを作ります。 たとえば、
.../Dropbox/革命太郎事件
というフォルダになります。
案件のデータをDropboxで共有する場合は、最初にその案件名のフォルダ(「案件フォルダ」とします)を作ることが多いと思います。 それと同じものと思っていただいて構いません。
既に案件用のフォルダがある場合には、それを利用してください。
以下では、弁護革命のプロジェクトのデータを、この案件フォルダの中に保存していきます。
.../Dropbox/革命太郎事件
というフォルダを、Dropboxの操作で共有します。
上記のフォルダを右クリックし、「共有」を選択します。
そこに共有する相手(弁護士B、C)のメールアドレス(Dropboxアカウントのもの)を入力してください。 そのメールアドレスに招待メールが送信されます。
Dropboxの公式の解説も参考にしてください。
.../Dropbox/革命太郎事件
の直下に、弁護革命のデータが入ったフォルダを作ります。
プロジェクト切替画面>追加 から、 「新規作成」の画面を開きます。
以下の項目を設定します。
プロジェクト名 → 「革命太郎事件」
モードを選ぶ → 「Dropboxなどを利用」
親フォルダ → .../Dropbox/革命太郎事件
入力できたら、「プロジェクトを作成!」で確定します。
ダイアログが出ない フォルダ選択を1度クリックしても、ダイアログが出ないことがあります。もう1度クリックすると、多くの場合に表示されます。後ろに隠れていることがあるので探してみてください。
手順2により、Dropboxへの招待メールが、弁護士B、Cに届いています。 弁護士B、Cは、その共有フォルダに参加するというボタン(メール内に表示されているもの)をクリックします。
これにより、弁護士B、Cは、Dropbox上、「革命太郎事件」フォルダを共有することができます。
弁護士B,Cのマシン上の、Dropboxのフォルダを確認してみてください。.../Dropbox/革命太郎事件
といった名前のフォルダができているはずです。 更にその中に
.../Dropbox/革命太郎事件/革命太郎事件[弁護革命system]
というフォルダがあるはずです。
※手順4は、手順3より前におこなっても構いません。 ※Dropboxの仕様上、共有フォルダへの参加をするためには、ユーザーの操作(=上記の操作)が必要です。注意してください。
最後に、弁護士B、Cは、自分のマシンの弁護革命に、上記のフォルダを認識させる操作をします。
弁護革命は、プロジェクトの自動認識(=自動参加)機能を持っています。 上記の方法で共有ができたあと、弁護革命を起動し、プロジェクトの切替をおこなってみてください。 大抵の場合は、プロジェクト一覧に「革命太郎事件」が追加されているはずです。
この場合、プロジェクトへの参加は既に成功しています。もし自動参加できない場合は、手動参加をおこないます。
自動参加・手動参加の詳細は以下を参照してください。
プロジェクトに参加する上記の例では
.../Dropbox/革命太郎事件/革命太郎事件[弁護革命system]
というように、
.../Dropbox/革命太郎事件
を共有しておいて、その中に弁護革命のデータを作る方法をとりました。
このやり方には、以下のようなメリットがあります。
.../Dropbox/革命太郎事件
の下に、弁護革命以外でも好きなデータを入れて共有できる
弁護革命のフォルダを動かす必要が出た場合に操作しやすい(弁護革命のフォルダが直接共有対象となっていないため、場所を動かしても共有関係に影響しづらい)
上記のようなメリットを気にしなくてよい場合、
.../Dropbox/革命太郎事件[弁護革命system]
というフォルダをいきなり作って、それを共有することも可能です。
この場合は、弁護革命側で先にプロジェクト作成をおこない、その結果作られたフォルダをDropbox側で共有することになります。(手順3→手順2の順番)
バリエーションとして、
.../Dropbox/弁護革命-事務所内共有
.../Dropbox/弁護革命-事務所内弁護士A,B事務局共有
.../Dropbox/弁護革命-事務所内弁護士A,C事務局共有
といったフォルダを作ってあらかじめ共有しておき、その下に弁護革命のプロジェクトをどんどん作っていくやり方もあります。 Dropboxのフォルダを共有する操作を毎回おこなう必要がなくなります。 事務所などで日々プロジェクトが増えていく場合には、この方法も有効です。
OneDriveなど、Dropbox以外のサービスを利用する場合でも、基本的な理屈は同じです。 各サービスの共有機能を利用し、最終的に弁護革命のフォルダがマシン上に共有されればそれでOKです。